中にお金、権力、寿命が見える!!

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初めに

現代では、相学のことを「観相」と呼び、ただ易者が人の顔を観て生計の手段として雑学の程度で利用されており、そのように誤解している方々が多いのではないか。

しかし相学といわれるものは総称であり、天体の星を観る星相学、地を観る地相学、そして人を観る人相学がすべて含まれる。
相学は相術と呼ばれ、古代から都を定めたり、戦いや国事など重大な事を決定する際、占卜と共に絶対的な位値を占有してきた帝王学であり、軍事学の一分野であった。

そんな中、相学がいつ、誰から始まっているかはその起源を明らかにすることは難しい。
相学は古代より、人物評価の唯一の尺度として人材登用のため、いつの時代にも人事の基本資料として活用されてきた。
このような例は、中国だけでなく、インドでも見ることができるが、釈迦が誕生した時、ヒマラヤに住むのアシタという仙人が訪ねてきて、「この子が王位を継承すれば、世界を制覇する転輪聖王になり、出家すれば仏になる」と予測したことに伝えられ、釈迦の姿を形容する「三十二相八十種好(釈迦の姿の32の特徴を言語によって数え上げたもの)」が現在まで伝わっていることから、古代インドでも相学が用いられていたことを知ることができる。

また、中国をはじめとする北東アジアの場合、相学の歴史は古代中国、夏国の堯舜時期に遡り、以降すべての王朝はこれを継承し研究発展させた人物たちがいた。
更に、インドからの僧侶たちが渡来し中国の相学とインドの相学が交わり組み合わされ、百家(儒家・道家・墨家・名家・法家などの学派を指す)の中で主に陰陽師や道家、仏家などで大きく発展し、宮中では優秀な相学家に人材登用を任せた。

この本は、相学の初心者から相学を教える講師まで、誰でも簡単に学ぶことができる執筆されてます。

三主三柱
三主は初年(~39歳)、中年(~59歳)、晩年(60歳~)の運をつかさどる 上・中・下停の主な部位である額・鼻・地閣(あご)をいう。

額が細くて突き出ると初年に災厄があり、鼻が歪んなると中年に逃げれることがあり、晩年の運を知るにはあごが豊満で高いかどうかを見る。
額は寿命を主管する柱(寿柱)、鼻は梁(梁柱)、足は柱(棟柱)である。

六府三才三停

六府は両方輔角と両方顴骨、両方頤骨が充実してお互い助け合う形で、どの一つもその格からはずれたり、どちらの一方でも歪んだ形はよくない。

上二府、輔角から天倉までであり、中二府の命門から虎耳までであり、下二府、腮骨から地閣に至る部位である。

六府が陥没されず、充実して傷や傷跡がないなら、富が豊かで、天倉が高く起これば富と官職を得る。地閣が正方形でボリュームがあれば、多くの財貨を蓄えます。
しかし、皺や傷、黒点などのくすみや欠陥があれば、よくありません。

三才とは天地人を言うことで、額を天、顎を地、鼻を人と呼びます。
額は「天」に例えられる部位で額の相が良い人は貴で、鼻は「人」に例えられる部位で鼻の相が良い人は長生きし、顎は「地」に例えられる部位であごの相が良い人は、富裕な人生を生きていきます。

三停とは、髮際から印堂までが上停で、初年運をあらわし、山根から準頭までが中停で中年運をあらわし、人中から地閣までを下停で晩年運をあらわしている。

上停が長ければ若い時に吉運に会い成功し、中停が長ければ君王を近くで仕えて、下停が長ければ老年に吉(幸福、繁栄)と言います。

三停が等しくと富貴栄達になるが三停のバランスが合わないと寂しいの老年、早死にしたり、貧乏な人生を生きていくことになります。

1.上停

上停は天中、天庭、司空、中正、印堂の5部位で、目の上下と眉の左右に該当し、上停を通しは、その人の貴を判断し、親と上司を見て初年運を見るされます。
上停が支配する年齢は約生まれから34歳までであり、したがって、20代や30代前半に起こるすべての運勢の吉凶かどうかは、上停により判断されます。

上停すなわち額部位が肉豊満し、平らで豊かに見える人は初年運がいいので順調に成長し、親の運もいいので親からの支援援助を受けたり、成長した後の官運も良い。

2.中停

中停は山根、年上、壽上、準頭の四部位と目の下の観骨、耳の前を言い、主に自己の身体や勢力との関連するものを判断することになります。
また、中停を通っては寿命、富と配偶者、兄弟を見て中年の運を判断します。
中停があらわす年齢は約35歳から50歳までで、中停すなわち鼻が肉厚くぽっちゃりし歪まず、高くてまっすぐなら中年運が良いので、たとえ初年に苦労しても中年に成功し、財物運も良く健康な人生を過ごせます。

3.下停

下停は人中、水星、承漿、地閣の四部位と口の上下左右とほおとあごに該当し、主に祿(収入)や不動産、部下と家族を判断しながら、晩年運を見ます。

下停があらわす年齢は約51歳から71歳までで、下停が広くて分厚くしどっしり形状であれば子孫が繁栄して富も増え長生きする。
一方、薄いほお、細くて槍頤などは50歳まで積み上げておいた名誉や富が山積だとしてもこの時期になると、まるで引き潮のように抜けてしまいます。
さらに、下停が悪いと、子宝に恵まれないこともあります。

五嶽四瀆

五嶽

(訳注)五嶽:始皇帝が天下を統一した後、五行思想の影響を受け五嶽の観念が生じた。
漢代は南の衡山(湖南省)を南岳的で、北の恒山(河北省)を北岳に、中部の嵩山(河南省)を中岳に、東の泰山(山東省)を東岳に、西の華山(陝西省)を西岳に定め山岳信仰に基づいて国の祭祀を務めた。
顔からそびえる5つの部位を五嶽に例えて説明したものである。

五岳とは、顔で湧いている部分を指す。
額と左右観骨、顎を中国に存在する山の名称を取って付け指すこと。
額を南岳である衡山と呼ばれ、顎を北岳である恒山とし、鼻を中岳である崇山といい、左の観骨を東岳の泰山と呼ばれ、右観骨を西岳と呼ばれ、華山といい。

中央にそびえ立つ中岳である鼻は豐隆し、東岳と西岳が鼻をよく支えて互いがほどよく和合すると良い。鼻だけがぐんと立った場合、自分本位な人で寿命も長くない。中岳の勢力がない場合、他に四岳がいくらよくても 無駄になる。勢力がないということは、左右観骨と額とあごと鼻が互いがほどよく和合することです。

中岳は高くそびえることで、東岳は湧き出し西岳に面と向かう。低くて気勢がなければ人となりが勢いがなく小さな人々に過ぎず、また長寿できない。

中岳が薄く勢いがないと、たとえ他の部分が良いしても、大きく尊くされることがなく、威厳と高い権威を享受することができません。長寿を享受することができない。

中岳形が良くないと寿命が中壽に過ぎず、準頭が尖って鼻梁が薄いと、中年以降には財産をなくし、困っになってついに志を果たすことができない。

西岳(右頬)が横に傾いている場合、中年に失敗に会うので、家系の当主に適していないとします。
北岳(あご)が飛び出したり陥没したら晩年に成功ならずついに貴い身分になれない。

東西岳が傾いている場合は気勢がなく、心が邪悪して慈愛の心がない。五岳は必ずお互い向かい合うようにしなければならない。

四瀆
耳は江(揚子江)、目は河(黃河)、口は淮(淮水)、鼻は濟(濟水)に例えます。

(訳注)四瀆:瀆は獨流入海(水原から直接海に流れかかる川)の中国の4大河川をいう。
中国大陸中央部を横断する揚子江・中国北部を西から東に流れる、中国第2の川である黃河・中国の内陸を流れる淮水・黄河下を流れる濟水などで五嶽と共に信仰の対象だった。顔から水に該当する耳・目・口・鼻を四瀆に例えて説明したものである。

四瀆は深く長い模様で横の土手に漏れないことが重要で、この様なら富と穀物が豊かであり、財物がなくならず、多くに蓄積される。

耳の穴が広く深く、耳倫と耳郭がよく補佐して場合は人となりが信頼でき、賢くて家業に失敗がない。

目が深ければ長生きし、小さく長ければ貴いで、輝きがあるなら賢い。しかし、目が浅いと短命で曇り濁っと詰まったことが多く、丸いなら早死するので、大きくも小さくもならない方が良い。

口は角張って幅が広く、唇が互いに均衡してよく覆われてなければならない。
上唇が薄いとよく覆われておらず、下唇が薄いと上唇を載せないようになるので、覆われてできず載せなければ長生きすることができず、老いて福を享受することができない。
唇が正常に覆われていないか、正しく載せなければついに家業を続ける事ができません。

鼻は豐隆し輝き、まるくて鼻梁や準頭の格が崩れておらず、骨が突き出しなければ、その家計に必ず財物が積もる。

五官總論

五官の中、まず耳を採聽官、
第二、眉毛を保壽官、
第三、目を監察官、
第四、鼻を審辯官、
第五、口を出納官と言います。

大統賦では ”五官の中一官がととのっていると、10年間の貴いて栄達し、一府がととのってならば、10年間 豊な富を享受することができる”とした。
もし五官すべてが立派であれば、豊な富が一生持続する。

(訳注)大統賦:金代の礼部尚書を務めた張行簡(1156-1215)というひとが著した「人倫大統賦」、この本は、本来一冊となっていたが、後人が上下2巻に分けが伝えられている。相の吉凶は善悪に応じて変わるという内容で構成されている。

耳は色が鮮やかで、高くそびえて眉毛の高さよりも高くなければならず、耳介が綺麗にできて耳たぶが厚いことが良い。
それに加えて名門が広く大ぶりであれば採聽官が立派たと言います。

眉毛は広くきれいで長く両側もみあげまで続いており、あるいは犀角がついたように、三日月のような形であれば良い。

それに加えて眉頭と尾が豊でみなぎって、上には額についていると良い。

目は生徒が出てあらわれず、よく隠されており、白黒が
明らかにし童子がきちんとして輝きが人を撃つようで、細く長さが1村を超えれば良い。

鼻は鼻柱がきちんとして真っ直ぐであり、人堂が平らで広々とした山根がくぼみ消えず人堂につながっ年上と寿上が高く準頭が丸く両側小鼻の大きさが適切なのが良い。
形はまるで獣の胆嚢をつなぎたよう、竹の節を割っ伏せておいたようで、色が鮮やかで明るい黄色であればいい。

口は、角張って大きくて、唇が赤くきちんとして厚い、弓のよう開かときは大きく、合わせると小さな形になると良い。

五星六曜


火星は四角で広くなければ官職に進むことになります。
紫氣は大きく円形で丸い人は高い官職に進むようになります。
土星が分厚い人は長生きします。
木星は 内側にややへこんでいるなら五福と豊かさを得ることになります。
金星の光が白くなら、高い官職に上がります。
羅睺が長い人は福祿が多いです。
計都は揃えてきれいであれば素晴らしい妻子を得ることになります。


月孛が真っ直ぐであれば、衣食が豊かである。
太陽に眼光がはっきりしていると福祿が多い。
太陰は真黒色であれば、官職に進むようになる。
水星が鮮やかな赤色であれば、高い官職に上がることになる。

火星は額(ひたい)である、額が広く鬢際が高いなら官職に進んで、4-5人の息子を置くことになる。
芸と学問に長けて、親が尊い身分である。
命宮(印堂)が良ければ火星の力を得たことで、四方に土地を持てて、99歳まで長寿を享受される。
しかし、額が細く狭てしわが多い場合、火星の格が陥没したもので貴になりにくく、子供が一人に終わり、年をとると衣食のことに心配が多い。
また、兄弟の助けも受けられず、貧しく長寿が難くて、妻を失って富をなくす。

紫氣星は印堂である。印堂がはっきりで縦のしわがなく珠のように円形なら貴重な人物になります。印堂に明るく澄んだ銀色のような白色を帯びると大きく富貴する人であり、黄色が表示されたら衣食が
豊かですが、しかし狭く平でない、その中にほのかなシワがある場合、不吉で子供は2,3人があっても助けにはならない。ゆったり福祿がなく、土地と家を売るになる。

羅計星は眉毛である。両眉が大きくて黒色で横髪に届くほど長ければ福禄がある相で親子両方尊で、兄弟と家属共に尊い。両眉毛が印堂を侵犯して、互いに繋がっていると、または黄色と赤色で短い場合は、兄弟と子が悪死することが多い。

太陽と太陰は目であり、白黒がはっきりして細く長く横髪まで繋がっていると良い。また、黒の童子が多く白身が少なく輝きがある場合、陰陽星が光を受けたので大尊い。
両目が順調と兄弟がすべて尊い。しかし、黒の童子が少なく白身が多く、黄色、赤色であるひとは、両目の格が落ちた人で親を失っ妻子を害する。また、財産をなくして災厄が多く短命になる。

月孛星は山根である。
人堂からまっすぐ降りてきて立派で勢いがよければ月孛の運命に出会ったことで、健康で運が良い人である。
しかし、山根が陥没された場合、子孫が不吉で災厄が多く勉強しても成功することができず、財産と先祖の家業をなくし、妻を極し子を害する場合が多い。

土星は鼻である。準頭がぽっちゃりして厚みであり、長さが上の命宮まで続き、鼻の穴が上を向かず、年上と壽上が平らで豊かにまっすぐに、横に傾いていなければ、土星の気運を失われていないことで福禄享受長寿になる。しかし、中岳の土星が正しくできずに準頭が尖って骨が飛び出して高いなら中岳である土星の気運が失っていることで、貧乏で家業が少なく心性が良くない。

金木は耳であり、耳輪と耳郭がはっきりで、紅色または白色を帯びて左右不ぞろいでなく、耳の穴が広く端正し、ひっくり返したり尖っていておらず、過度に小さくなく、目や眉より上付いてて銀色のように白であれば大吉である。こういう人は、金木星の運命が映された人で、早くから財禄が訪ねて来る。しかし、後ろにひっくり返って狭く、左右不ぞろいなら、金木星の気運を失ったことで田宅と財産を失って学問さえできなくなる。

水星は口であり、内学堂ともいう。唇が赤くて幅広い正方形の形で、人中が深くて、口と歯が端正なら学問に長じて官職に進ん官禄を得る。しかし唇と歯が不きれいで口の端が下向いて黄色であれば
貧乏な生活になる。

五星六曜解説

(耳)金木星は両耳であり、耳の輪郭がはっきりて耳門に指が入るほど大きいなら人となりが賢い。
耳がきちんとして真っ直ぐで両眉毛より高くついたら栄華が日増しに新しい。
両耳の花が咲いたようにすれば一生貧乏である。輪郭が転覆した場合、身苦労が多く、職場生活も難しく、昇進も厳しくなります。

(口)口の形が漢字の四とようで、朱肉を塗ったよう赤くて両方の唇の端が長く鮮明で上に向かっている場合は、間違いなく文章に優れ賢く、俊秀な学者であり、早目に高い 地位に上がることになる。
口の形が縮むたり垂れて、唇の端が垂れ下ったり唇線がはっきりしない場合は衣食住に困る相である。
また、左右に傾けたり、ひねくれているとけんか腰が多くズル賢くて自分勝手な人で判断します。

(額)火星ははっきりしで広く四角の平らな形なら良い。
肌が潤すてしわがなく気運が新鮮で3本の骨が縦に湧いて漢字の川のような形であれば、少年の年齢に高い地位に上がることになる。
火星が尖って狭ければかんばしくない 人であり、しわが縦横にあると島流しになるか刑務所に入ることになる。
赤い血筋が日・月角(流年運気部位図参照)を侵犯されたら、他郷で重大な犯罪に関わって死ぬこともあります。

続く。。。。。。。